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「あり方」が経営を導く─やり方に迷う経営者の皆様へ

  • Writer: nabeshima55
    nabeshima55
  • Jun 18
  • 3 min read

 

ーDezil Consultancy 経営支援ブログー

「あり方」を忘れると、「やり方」は迷いになる

「あり方」が定まれば、「やり方」は輝き始める

 


第1章:「やり方」に迷いが生じる現場

ある飲食業の経営者様は、売上向上のためにSNS施策、デリバリー強化、新メニュー開発と、次々と“やり方”を試みました。

しかし、成果は一時的で、社員の士気も下がり、どこかちぐはぐな印象が否めませんでした。


このように、“やり方”ばかりを追う経営は、短期的には動きがあるように見えても、やがて迷いが生じます。

「なぜそれをやるのか?」に答えられないと、社員はついてこない。のです。

 


第2章:「あり方」が曖昧な組織の特徴

当社が支援してきた企業に共通する、迷いある組織の特徴は次の通りです。


  • 意思決定基準が毎回バラバラ

  • 現場が疲弊し、施策が根づかない

  • 「やった感」はあるが、成果に結びつかない

  • トップの発言と行動が一致しないと見られている

これらの症状は、実はすべて「あり方」が不在なことが根本原因でした。

 


第3章:「あり方」とは何か?経営の“羅針盤”を持つ

では、「あり方」とは何でしょうか?


理念・ビジョン・価値観・志・魂──それが、経営の“あり方”です。


「あり方」は、企業として社会にどう貢献したいのか、顧客にどんな価値を提供したいのかという存在理由であり、判断基準です。

「利益を出すために何でもやる」のではなく、「我々が果たすべき使命に沿った選択をする」ことが、結果的に社員の納得と継続的な成果につながるのです。

 


第4章:「あり方」が定まったときの事例

当社が支援した地方製造業様の事例をご紹介します。


この企業は業績不振に陥っていましたが、我々とともに「あり方」を見直し、「地域とともに生きる」「若者に選ばれる企業になる」というビジョンを策定しました。


その結果、

  • 新卒採用の応募数が前年比2.5倍

  • 地域との共創プロジェクトでTV取材

  • 社内の自主改善活動が継続的に実施される文化に

と、“やり方”が急に活き活きと動き出したのです。

 


第5章:「やり方」が輝き始める瞬間

“やり方”とはあくまで「手段」に過ぎません。

しかし「あり方」が明確になると、すべてのやり方が方向性を持ち、力を発揮し始めます。

社員の行動にも一貫性が生まれ、顧客との接点もぶれません。

「選ばれる会社」は、“あり方”を語れる会社です。

 


結び:「あり方」をともに探すパートナーとして

経営に迷いが生じたときは、“やり方”の再検討ではなく、

“あり方”の見直しこそが本質的な処方箋です。


当社では、クライアント企業と伴走しながら、経営の根幹である「あり方」の明確化と、

そこから導かれる「やり方」の設計をご支援しています。

 


「あり方」を忘れると、「やり方」が迷いになる。

「あり方」が定まれば、「やり方」は輝き始める。


経営に迷いが生じたときこそ、Dezil Consultancyにご相談ください。

私たちは、経営者の伴走者として、健全かつ力強い経営の実現をお手伝いします。

 

 
 
 

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