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会社を「売る」という決断~後悔しないために

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  • Jan 6
  • 3 min read

近年、中小企業の経営者様から「会社を売るべきか悩んでいる」という相談を受ける機会が増えています。

後継者不在、業界環境の変化、年齢や体力の問題等、理由はさまざまですが、

会社売却はもはや特別な出来事ではなく、経営判断の一つになりつつあります。


数多くのM&Aを売る側・買う側どちらからも見てきた立場から申し上げると、

考える順番を間違えた売却ほど、後悔が残る意思決定はありません。

大切なのは、「いくらで売るか」よりも、「なぜ売り、どう売り、その先をどう描くか」です。

 

1.なぜ会社を売ろうとしているのか

「後継者がいない」という理由は、よく耳にします。

しかし多くの場合、それは本当の理由というより「きっかけ」であることも。

  • 経営の重圧に疲れている

  • 業界の先行きが見えない

  • 自分が社長でいる限り、成長に限界を感じている


こうした本音を整理しないまま売却を進めると、売却後に「本当に売る必要があったのか」という迷いが必ず生まれます。

会社売却は感情が入りやすい意思決定です。


だからこそ重要なのは、

感情(疲れ・不安)と、戦略(事業判断)を切り分けること。

売却は撤退ではなく、次の一手としての戦略的判断になり得ます。


 2.会社は「どうやって」売るのか~売り方で未来は変わる

会社売却には、いくつもの「売り方」があります。

  • 株式譲渡か、事業譲渡か

  • 100%売却か、一部譲渡か

  • 誰に売るのか(同業・異業種・ファンド)

「一番高く買ってくれる相手」が、「一番良い相手」とは限りません。


売却後に統合がうまくいかないケースの多くは、

価格ではなく、相性や価値観のミスマッチが原因です。

特に中小企業では、売却後に経営者が一定期間残る方が、社員・取引先・買い手にとって合理的な場合も多くあります。

 

3.高く売るために、今からできること

売上や営業利益がしっかりと稼げている会社に価値が付きやすいことは言うまでもありませんが、実はそれ以上に重視されるポイントも多くあります。


特に買い手が最も警戒するのは、「社長がいなくなった瞬間に止まる会社」です。

  • 社長依存の意思決定

  • 属人化した業務

  • 見えにくい管理体制

これらは企業価値を下げる要因になります。


一方で、

  • 業務や権限が整理され

  • 数字や契約関係が見える化され

  • 現場が自走できる状態

になっている会社は、評価されやすい。


重要なのは、「買った後、すぐに回る会社」を想像させられるかどうか。

売却準備は、そのまま買収後のPMI(統合)を見据えた準備でもあります。

 

4.会社を売った後どう生きるのか

売却後に直面しやすいのが、想像以上の“空白”です。

  • 日々の意思決定がなくなる

  • 社員との距離が変わる

  • 自分の役割が曖昧になる


お金は入ったが、満たされない。そう感じる経営者は少なくありません。


だからこそ、売却前に考えておくべきなのが、

  • 売却後も経営に関与するのか

  • 完全に次のステージへ進むのか


売却条件は、経営判断であると同時に人生設計でもあります。

 

5.「売らない」という選択肢も含めて考える

本当に今、売るべきなのか。2〜3年かけて整えてから売る方が良いのではないか。

外部経営人材の登用や、別の承継方法はないのか。


売却はあくまで選択肢の一つです。

売らない判断も含めて検討することが、結果として後悔のない意思決定につながります。

 

  1. おわりに

会社売却に正解はありません。あるのは、「その経営者にとって納得できる判断かどうか」だけです。

Dezil Consultancyは、売却ありきではなく、

考え始めた段階からの意思決定に伴走する支援を大切にしています。

まだ売ると決めていなくても構いません。

迷っている段階こそ、最も相談価値のあるタイミングです。

一度立ち止まり、状況整理をするお手伝いをさせて頂きますので、是非ご相談下さい。

 

 
 
 

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