士業との賢い付き合い方
- nabeshima55
- May 16
- 4 min read
こんにちは。Dezil Consultancyです。
今回は、たまに聞かれる、士業って実際は何をどんなタイミングで使うのが賢いんですか?
という疑問について考えてみました。
税金のこと、労務トラブル、契約書のチェック、補助金の申請…。
経営をしていると、突然“壁”にぶつかることってありますよね。
そんなときに、やっと思い浮かんで、「“士業”へ相談してみよう!」
のような流れで相談を始める経営者様が多いと思います。
でも実は、困ってからじゃ遅い!んです。
士業は、普段から味方につけておくことで、経営に安心と前進をもたらしてくれる心強い存在となります。
より賢い士業との付き合い方を、「攻め」と「守り」の2つの観点から整理し、それぞれの役割や上手な付き合い方をご紹介します。
題して、「士業は“経営の味方”――中小企業・個人事業主のための賢い付き合い方!」
中小企業や個人事業主にとって、「士業」と聞くとどうしても“お堅い「敷居が高い」、「トラブルが起きたときだけ頼むもの」という印象を持たれがちです。
しかし、実際には士業こそ、日々の経営を支え、成長を後押ししてくれるプロフェッショナルです。
■ 「攻め」の士業――売上増・事業成長を後押しするパートナー
経営を伸ばすには、外部環境の変化を捉えた“攻めの動き”が不可欠。
以下の士業は、事業の成長戦略において頼れる存在です。
◎ 中小企業診断士
経営戦略やマーケティング、補助金活用に強い
「新商品を出したい」「補助金を活用して設備を入れたい」といったときの相談相手に最適
事業計画書のブラッシュアップや市場分析も支援
◎ 公認会計士(成長支援系)
IPOや資本政策、資金調達など「ステージが上がる」タイミングでの支援
経営指標の可視化や財務戦略の設計など、企業の見せ方を整えるプロ
これらの士業は、「売上をどう伸ばすか」「資金をどう集めるか」といった“未来の仕掛け”に関わる存在。
単なる相談役ではなく、事業戦略チームの一員として捉えるのがコツです。
■ 「守り」の士業――経営の安心と継続性を担保する土台役
どれほど売上が伸びても、リスク管理や法令遵守が疎かでは、いずれ屋台骨が揺らぎます。そんなときこそ「守り」の士業が活躍します。
◎ 弁護士
契約書のチェックやトラブル対応だけでなく、事前予防にも効果的
労務、取引、知的財産など、各分野で「事故を未然に防ぐ」視点が強み
「何か起きたら相談する」ではなく「起きないように相談する」が今の常識
◎ 税理士・会計士(記帳・申告系)
節税や資金繰り改善はもちろん、経営状況の客観的な把握に不可欠
資金調達や設備投資の計画時にも、財務目線でのアドバイスが得られる
毎月の数字の見える化が、社長の意思決定を支える
◎ 社会保険労務士(社労士)
労務トラブルの未然防止、就業規則の整備、助成金申請などを担当
雇用を増やす際や、働き方改革への対応など、人的資源に関わる支援を得意とする
守りの士業は、「問題が起きない体制を作る」ことが役割。
安心してチャレンジできる環境づくりをサポートしてくれます。
■ 士業とは「早く・継続的に」付き合うのが鉄則です!
多くの事業者が「困ったときに士業に駆け込む」傾向がありますが、これは“もったいない”付き合い方です。
士業の多くは、初期段階から関わるほど価値を発揮し、費用対効果も高くなります。
創業前や事業転換時に、中小企業診断士や税理士に相談する
採用前に社労士と就業ルールを整える
契約前に弁護士に一度レビューしてもらう
こうした「早めの相談」が、後々の大きなトラブルやコストを未然に防ぐのです。
■ 最後に:あなたの「ビジネスパートナー」として士業を選ぼう!
士業は単なる外部委託先ではなく、「経営の土台と成長を共に支える“チームメンバー”」です。
どの士業に、どんなタイミングで、どんな目的で相談するかを整理しておくことで、より賢く、効果的に活用できます。
そして、Dezil Consultancyでは、中小企業診断士をはじめとする士業ネットワークと連携し、経営課題の可視化から補助金申請、労務・契約対応までワンストップで支援しています。
特に、「何から相談すべきかわからない」という方に対しては、診断士視点で全体像を整理したうえで、必要に応じた士業をご紹介・伴走支援いたします。
日々の経営に、安心と前進の一歩を加えたい方は、ぜひ一度ご相談ください。士業を「点」ではなく「線」で活かすサポート、私たちがお手伝いします!
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